道路脇の花束に唾を吐いた高校生が遭遇した不思議な話

投稿 景虎さん

この話は私が17歳、高校2年の初夏の話です。

その日の晩、私は夏休み前の期末試験勉強の真っ最中でした。連日連夜の駆け込み勉強でオーバーヒートしかけの頭をクールダウンするため、当時世の中を斜め上に見ていた私は、無くなったタバコを買いに出かけました。

二階にある自分の部屋から、階段を下りると家族はリビングでテレビを観て談笑しています。人の気も知らないで…

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近所にタバコの自販機はあったのですが、気分転換のため、15分ほど離れた自販機まで散歩がてら向かいました。この信号を渡れば自販機というところで、赤信号に引っかかり、世の中を斜め上に見ていた私は、チッと唾を地面に吐き捨てます。

瞬間、唾が電柱の脇にたむけられていた花束にかかってしまった。あっと思った私は咄嗟に口に出して「ごめんなさい」と。

その交差点は交通量の多い通りでありながら、90度にカーブしている、物理的にも事故の多い交差点でした。申し訳ないことをしてしまったと思いつつ、青信号を渡り、用事を済ませ、来た道を帰りました。

家に帰ると、まだ家族はテレビを観ています。言葉を交わすことなく私は二階に上がってきました。勉強を再開して、しばらくすると、母親がお菓子とジュースを持って部屋に入ってきました。




「あれっ、友達は?」母がキョロキョロしています。普段、友達が遊びに来ても知らん顔の母ですが、その時はジュースを二杯お盆にのせていました。

「誰も来てへんがな」私が応えます。「おかしいなぁ、さっきアンタが帰ってきた時、女の子を連れて来たから、心配で見に来たんやがな。」

私は誰かを連れて来たのでしょうか…。

その夜は怖くて、朝まで勉強してしまいました。結局、それ以後は何の災いもありませんでしたが、テストでは良い点数を取れました。

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©すしぱく ぱくたそ


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