投稿 ゆるさん

今日は、新参者を許さない、生きているレトロ人形の話を投稿します。

20年ほど前、結婚の挨拶をしに彼女の家に行った時からの話になります。彼女の家の2階のリビングには、入ると応接セットがあってその奥が、ダイニングテーブルで右側はキッチン台でした。

応接セットの手前の壁に木の棚があり、そこには彼女のお母さんがコレクションしている100年くらい前のフランスのレトロ人形が、ありました。棚の下から3段目に2体と4段目に4体鎮座してました。

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最初に応接セットに通された時、すでにその人形は、生きているようで、気持ち悪かったのですが、その晩、お酒を勧められたので、そのまま泊まることになりました。

応接セットとレトロ人形の間に布団を敷いてもらいその部屋で寝ましたが、なかなか寝付けません。どこか鋭い視線を感じるのです。

何度も寝返りをしたのですが、その鋭い視線は、レトロ人形の方でした。怖いとは思いながら確かめてやろう思い、街から差し込む薄明かりの中、振り返ってみました。

私と人形の距離は約1m、6体全ては正面を向いているのですが、4段目の右から2体目の人形がゆっくりこちらを向き、目が合ってしまいました。その目は、恐ろしい形相で怒りの目をしていました。

恐怖のあまりすぐに部屋の電気をつけて、人形の視界に入らないキッチンカウンターの裏側に布団を動かしてなんとか寝ました。

翌朝、あのレトロ人形生きてると彼女に行ったのですが、信じてくれません。私が帰った後、彼女は、お母さんに言ったそうなんですが、お母さんは、そんな事あるわけない。と信じてくれませんでした。好きで集めた高価な人形に言いがかりをつけた事で、私は散々な印象になりました。




しかし何とか結婚し、彼女とお母さんとの3人暮らしが始まりました。すると怪奇な現象が始まりました。

夜は、ホームセキュリティーをかけるのですが、突然、深夜1時に侵入アラートが鳴り出したり、深夜2時半に玄関の呼び鈴が鳴ったり、玄関を開けると誰もいなくて、怖く鳴って2Fに3人がいると誰もいない1Fからインターホンの呼び出しが鳴ったり。

極め付けは、夕方、お母さんが、2Fのダイニングテーブルで人形を背にして編物をしていたら、強烈な視線を感じたそうで、振り返ると4段目の右から2番目の人形が、恐ろし形相で睨みつけ目があったそうです。しかも目が動いていたと言っていました。

やっとお母さんは信じてくれたのですが、高価なものなので、お寺に処分したくない言ったので、人形専門のアンティークショップに委託販売をすることにしました。

しかし5年置いていてもなぜか1体も売れませんでした。その間も怪異現象が色々と続きました。嫁とお母さんと人形6体と暮らしていたのに私という新参者が、暮らすようになったことに嫉妬していたのでしょうか?

彼女も流産を3回して結局子供はできませんでした。

その後、困っていたところ、常宿としていた大分湯布院の宿の女将に何も言わずにレトロ人形を引き取ってもらえませんか?とお願いすると快く引き取ってもらえました。子供のように大切します言ってくれました。

今もその宿に6体全て飾ってあるはずです。その宿は、増築するほど大変繁盛してようなので、人形は、大切にされているのだと思います。

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Mikael Elmgren PIXABAY


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