深夜、山中で営業している鉄板焼き屋

投稿 ゆるさん

ゆるです。ATLASラジオで取り上げってもらってありがとうございます。今回は、30年程前の話の島根県浜田市の話です。

現在は浜田自動車道があるので1時間で広島に行けるのですが、当時はなく中国山地を超えるしかありませんでした。その日、仕事で浜田市まで4tトラック2台にそれぞれ2名づつの4名で行きました。私はその道路を通るのは3回目でした。

行きは、早朝に出発し、仕事が終わったのは、23:30くらいでした。先頭のトラックのドライバーが、夕食をとっていないので、帰りの峠で鉄板焼きを食べようと言うのです。

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自分は、行くときにも見なかったし、峠にお好み焼きなんてないでしょって言いましたが、そのドライバーは、それがあるんだよ!と自信たっぷりです。

実際、浜田市から10kmくらいのかなり急なクネクネした山道を登っていくと山頂部の手前100mあたりで、先頭車が車を止めました。

自分も20〜25度の急な坂の路肩1.5mの幅にに強引に止めました。

民家も全くなくあたりは真っ暗です。そこから100mくらい左カーブを徒歩で登っていくと山頂部になりそこから左の下坂になります。山頂部に近づくにつれ少し明かりが見えてきました。

すると山頂部の右側の奥に乗用車が2台置ける程の砂地の駐車場の奥に白いのれんのかかったお店があったのです。時間は深夜0時を回っていました。

全く車とすれ違わないのによくこんな時間にお店が開いているなと思いました。

その峠の周りには半径10kmくらいにはほとんど民家がないのに不思議だと思いました。お店の名前とかのれんに書いてなかくて引き戸は格子のガラス戸、建物は木造作りで古そうでした。広さは12畳くらいです。

中は、鉄板の周りが3方向に座れるカウンターだけでした。鉄板の奥に30代後半くらいの愛想のいい女性がいました。

自分たち4人はお好み焼を注文して食べました。自分は、お店の女性に「こんなところに鉄板焼き屋さんがあるなんてびっくりしました。」と話しましたが、その女性は、「それが、 こんなところにあるんですよ」 と普通に言われたのを覚えています。




ただ、お好み焼の味は、覚えてなくて広島風なのか関西風だったのかも覚えていません。

食事を終わってトラックまで戻り、夜走りで広島まで帰りました。他の3人は、なんとも思っていなかったかもしれませんが、自分は、狐につままれたような不思議な体験だったので、3年後の昼間、同じ峠を通ることがあったので確かめてやろうと思いました。

峠に着くと驚きました。その店はないどころか、車が置けるような土地もなく山の木々が生い茂っているだけです。そもそも道幅は狭くそんな地形ではありません。

数年後、鉄板焼き屋に行こうと言ったドライバーに会ったので、峠の鉄板焼店の話を聞いてみましたが、そんな店に行こうと言ったこともないし、あそこの峠に深夜に開いている鉄板焼き屋があるわけないじゃんと笑われました。

他の人にも聞きましたが、覚えてないと言われました。

自分は、確かに深夜、その鉄板焼き屋に行って食事をした強烈な記憶があるのに誰も知らないなんてまさに狐につままれたようでした。

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©つるたま ぱくたそ


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