
フランスの海岸が、「緑色の殺人スライム」に覆われたために封鎖されるという事態が発生している。
ブルターニュの絵画のように美しいビーチの波打ち際には、薄い緑色の物体が漂い打ち寄せられている。一見無害に見えるかもしれないが、近くで日光浴するなど不用意に近づくと、人の体内に侵入して最悪死に至らしめる可能性があるというのだ。
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これらの有毒藻類はこの地域の海岸で発生するものの、常に潮に流されるなど人体に悪影響を及ぼすほどではなかった。しかし今年は過剰受精と例外的な天候のために、はるかに多くの量が発生。危険性が増したということで今回の措置に至ったという。
この藻類死滅する際には有毒な硫化水素ガスを放出するのだが、濃度が高いと吸った人が意識不明になったり、心停止を引き起こすこともあるという。
「この場所が死に関連するようになったのは残念だ」と活動家のアンドレ・オリヴロ氏は語る。
もっとも、危険性の高い藻類から十分に距離を取れば人体に問題はないとのことだ。
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Britanny man leads fight against green algae | AFP
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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