
先日の9月11日で、アメリカの同時多発テロが発生して18年となる。
今なおアメリカに深い傷を残している同時多発テロだが、先日アメリカにて「スーパーマンの漫画がテロを予測していた!?」という噂が出てきている。
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問題の回は「スーパーマンの冒険」第596号。事件があった年の9月12日に発行されているが、原稿は数か月前に描かれている。
話の舞台は架空の街『メトロポリス』だが、ニューヨークがモデルになっているため似た光景が広がっている。そんな中、敵の攻撃によって建物のひとつが破壊される。
本来は違う形のビルなのだが、コマに描かれた際の角度がツインタワーを思わせる外観にしているというのだ。またその数ページ後には話の舞台が架空の街のメトロポリスから実際のニューヨークに移行する。
そして作中に描かれたニューヨークには、外壁に2つの巨大な切り傷が刻まれたツインタワーが存在しているのだ。その傷は、アメリカン航空11便と175便が衝突した場所とはまったく同じではないが、かといって衝突地点から遠く離れているわけでもない。
出版社のDCコミックスは当時この偶然の一致に衝撃を受け、回収と購入者の返品対応を行うと発表したが、幸い特に問題にならなかった。またこの「9/11スーパーマン」がコレクターアイテムになる可能性があるのでは、という予測もあったが、現状eBayや専門のコミックディーラーでさえプレミア扱いにはしていない。
もっとも、この噂が元になってプレミアが着いてしまう事は流石に陰謀論者たちも嫌がっているとのことだ。
参照記事
スーパーマンが9/11を予測–コミックファンを驚かせた恐ろしい偶然
(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©DC COMIC/ADVENTURES OF SUPERMAN