
2019年8月25日放送のNHK『いだてん~東京オリムピック噺』第32回目の平均視聴率が、大河ドラマ史上最低の5・0%だったことが26日に判明した。
『いだてん』は8月11日放送の第30回目で、これまでの大河ドラマ史上最低視聴率を記録していたが、皮肉にも翌週に『いだてん』自ら不名誉な記録を更新する形となってしまった。
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さて、そんな現在余り芳しくない話題で持ちきりの大河ドラマだが、NHK内では不穏な空気がながれているといわれているようだ。
というのも、従来、夏季に行われるはずの再来年度の大河ドラマ題材が8月末の現在になっても発表されていないのだ。
多少の時間差はあるだろうが、2017年の『おんな城主直虎』は2015年8月25日に発表され、2016年の『真田丸』は2014年5月に製作発表が行われていることからも、基本的には春か夏に発表される決まりのようである。
一説によれば、大河ドラマは年ごとに戦国時代と幕末をほぼ交互に行き来してる状態であるが、幕末から明治を描いた2018年度の『西郷どん』、明治から昭和を描く『いだてん』の視聴率が振るわなかったことで、NHKでも次の大河ドラマ題材選びがやや難航しているのではないかと噂されている。
また、一部ではNHKは以前に『いだてん』が高視聴率になることを想定して、2021年度も「近代史」だったという。ところがこのたびの結果から、急きょ題材の企画変更せざるを得なく、そのために遅れてるのでは?との推測もあるらしい。
なお、大河ドラマの発表タイミングはキャストの事情などにより、ごく稀に秋または冬にズレ込むこともあることから、今回もただ単に遅れているだけ……なのかもしれない。
とにもかくにも、大河史上最低視聴率という残念な記録を樹立してしまった『いだてん』が、これ以上の恥の上塗りとならなぬことを祈るばかりだ。
(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)