【実話怪談】媛女淵の怪

菊池市隈府にある菊池高校の近くに媛女淵(ひめじょぶち)という川が緑色の淵を作っているところがあり、そこには河童が棲むといわれていました。確かに不気味な場所で、妖怪の棲家にはぴったりでした。

そう言えば、これは「媛女淵の河童」というタイトルで、「まんが日本昔ばなし」にも放送されました。




この媛女淵は、人が通りかかると河童が出てきて、相撲を挑むと言われています。ある夜の事、河童が出てきて通りがかった馬方と相撲をとり始めました。

「おう、いくらでもかかってこい」

力自慢の馬方ですから河童を片っ端から投げ捨てました。ですが、投げても、投げても次々と出てくるので、まったく終わりません。体力もだんだんと限界に達します。

「いかん、このままでは取り殺されてしまう」

身の危険を感じた馬方が、河童どもに、休戦を申し込みました。

「すまんが、ちょっと一服させてくれ」




そう言って、近在の知人宅に駆け込みました。

「仏さまにお供えしたご飯をくれ」

男は魔よけの効果があるという仏様のごはんを平らげると、残った米粒を額に貼りつけて再び河童との相撲に挑みました。すると、河童たちが馬方を恐れ、忽ち退散してしまったという話が残っているのです。

この淵は、地元の豪族である菊池氏の居城からも近く、南北朝時代でしょうか、城が落ちたときに姫君が身投げをした場所だとも伝えられます。

(熊本県 男性 本人体験談 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©写真素材足成


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