Amazon Alexaに「マイケル・ジャクソン」について質問すると…
- 2019/6/26
- アーバンレジェンド, サブカル, とんでも事件, 都市伝説
- マイケル・ジャクソン

2009年6月25日、世界的なスターのマイケル・ジャクソンは心臓発作で亡くなった。しかし、有名なスターが亡くなった際に必ず出てくる話だが、マイケル・ジャクソンについても死が偽造された、今も生きているという噂が囁かれ続けている。
そして、今ある動画が「マイケル・ジャクソン生存の証拠」として話題になっている。
それはAmazonのAIアシスタントAlexaとのやりとりだ。
動画の中で、ある男性が「Alexa、マイケル・ジャクソンがまだ生きているかどうか知ってる?」と尋ねる。するとAlexaは「はい、私の知る限りでは、マイケル・ジャクソンは生きています。彼は60歳です」と回答するのだ。
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Amazon Alexa says Michael Jackson is alive!!
一連のやり取りは2018年12月に撮影されてネット上にあげられ、有名なオカルト系Youtubeチャンネルが取り上げるなど、多くの人々の注目を集めた。
「これが証拠になるとはいえないことは解っていますが、興味深い映像を見せたかったのです」「アマゾンが人工知能として製造したこのミニロボットは、マイケル・ジャクソンが生きていると言います。Alexaは多くの人より賢いと思います」と動画を上げた人物は語る。
今も何十人もの視聴者が動画のコメント欄に集まって、議論している。しかしAlexaはどうしてこのような回答をしたのだろうか。
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Amazonの広報担当者はDaily Star Onlineに次のように語った。
「確認したところ、Alexaがこの質問に答えているわけではないように見えますので、動画の人物がAlexa Skill BlueprintのQ&Aテンプレートを利用し、それらしく応答させているだけではないでしょうか」
Skill Blueprint(スキル・ブループリント)とは、AmazonのAIアシスタントAlexaに独自のスキルや応答を仕込める仕組み。これを応用して、Alexaに望み通りの回答をさせたのではないかということだ。
「Skill Blueprintは、2018年11月に米国と英国でスタートしました。恐らくAlexaの機能に慣れ親しんだ人がスキルテンプレートを活用してイタズラした可能性が高いと思われます」と広報担当者は付け加えた。
(加藤史規 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)