
ハーマン・メルヴィルの小説「白鯨」。作中に登場する白いクジラ「モビーディック」は原作小説の中では絶対的な存在であり、凶暴かつ巨体を誇る人知を超えた存在のように描かれている。
モビーディックにはモデルがあり、南米沖に現れたという「モカ・ディック」という白いクジラと捕鯨船を沈没させたクジラの話を合わせて作成されたと言われている。
そんな「モビーディック」そのものとも言うべき、白く大きなクジラの姿が目撃されて話題になっている。
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The real life Moby Dick? White whale spotted is ‘100% albino’
こちらはメキシコのバハ・カリフォルニア西海岸沖で目撃され、撮影されたものである。
波の間から白く大きな体がゆっくりと姿を表し、潮をふく様子が捉えられている。こちらの動画はツアーガイドとスキューバダイビングのインストラクターであるマヌエル・ゴンザレス氏が先月撮影しFacebookに掲載したもの。ゴンザレス氏によれば、アルビノのコククジラではないかと考えられているという。
ちなみにこの白いクジラはかつて現地で2008年から定期的に目撃されており、「Milk Gallon(ミルクガロン)」という愛称で呼ばれている個体と同じものである可能性があるとみられている。なお、同一個体であった場合2016年以来約2年ぶりの登場だとのことだ。
(加藤史規 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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