【都市伝説】『まんぷく』であの重大事件が描写されなかった理由はどうして?





2019年3月30日、NHKが放送する朝の連続ドラマ小説の第99作目『まんぷく』が最終回を迎えた。

本作は「チキンラーメン」や「カップヌードル」などの商品で知られる日清食品の創業者・安藤百福とその妻、仁子の半生を描いた作品で、最終回までの平均視聴率が常時20%を超えるなど大ヒット作となった。

番組の最終週では、まんぷくヌードル(カップヌードル)の商品化には成功したが、100円という当時ではかなりの高価格で販売したために売上が伸び悩む、まんぷく食品(日清食品)の苦悩が描かれた。そんなときに、立花萬平(長谷川博己)は新聞でたまたま観た「歩行者天国」の記事を見て、そこでまんぷくヌードルを売り出すことを思い立つ。結果、まんぷくヌードルは飛ぶように売れるようになった。ようやく販売への糸口を見つけることができ、役目を終えた萬平とその妻・福(安藤サクラ)は新たな麺料理の研究のため海外へ旅たつ……というシーンで大団円を迎えたのである。




これまで萬平の長年の苦労が身を結んだ感動的なラストシーンであったが、一部では「あの事件が描かれていない」との声も聞こえていた。

それは1972年に発生した「あさま山荘事件」である。

あさま山荘事件は1972年2月19日から2月28日にかけて、長野県の保養所「浅間山荘」において連合赤軍が人質をとり立てこもった事件で、カップヌードルはこの事件の解決に大きな役割を果たしている。

事件が発生したのは2月の真冬時期であったことから、張り込んでいた機動隊員達の体力は限界に近づいていた。特に食べ物に関しては苦労が絶えなかったようで、配られた弁当が冷気でコチコチに凍ってしまい食べるものが無かったようだ。その際、機動隊員に配られたのはお湯をかけて食べられるカップヌードルで、あさま山荘事件はその一部始終が生中継されたこともあり、この事件をきっかけにカップヌードルは爆発的に売上を伸ばしたという話は有名である。

にもかかわらず、この「あさま山荘事件」の一件は『まんぷく』では描かれていないかった。




しかしながら、NHK朝の連続ドラマ小説であり、しかもハッピーエンドの最終回において、当時は機動隊員が亡くなり、現在までも多くの関係者が存命でもある昭和の大事件「あさま山荘事件」がそのまま描かれることは、当然難しいだろう。ところが、これまで『まんぷく』の劇中では何度か、萬平の娘・幸が「(大学は)学生運動により休講になった」や、萬平の口から「歩行者天国は路上から締め出された学生運動の若者たちの自由の象徴である」のような台詞が聞かれ、どこか「あさま山荘事件」を彷彿させるような設定が散見されていたのだ。

実は脚本に於いては「あさま山荘事件」は描かれたが、上層部からの指示でカットされたのではないかと熱狂的なファンの間では推測もされたようである。なお、『まんぷく』は上記のように、主人公夫婦が海外へ旅立つところで終了したが、今後、特別編などが作られる可能性はある。その際にはもしかして「あさま山荘事件」も描かれるかもしれない。

ところで、明日から広瀬すず主演の新しいドラマ「なつぞら」が始まるが、筆者も含めて多くの朝ドラファンたちはしばらくの間、「まんぷく」ロスに陥るのは間違いなさそうだ。

なお、ATLASではこれまでに「まんぷく」に関するアーカイブをいくつか紹介している。「安藤サクラ、NHKでの働き方改革」「ベビースターとチキンラーメンの関係」「戦後なのに『まいう~』って?」「安藤百福伝説」「赤ちゃんに癒される」「赤ちゃんは3人いる…」「桐谷健太、小指の呪い」「『まんぷく』で差別用語が!?」「長谷川博己、実生活もまんぷく!?」「チキンラーメン売り切れ続出」「武士ムス・松坂慶子が不死身すぎ」などがある。

関連動画
山口敏太郎の食いしん坊カップヌードルミュージアムでチキンラーメンを作ってきた

(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『連続テレビ小説「まんぷく」オリジナル・サウンドトラック2


 

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