【昭和の怪事件】大学教授による悪夢の「人体実験」…42人が次々に倒れた!





あと一ヶ月も過ぎれば日本列島は桜が咲き、花見シーズンとなる。これは今から約30年前の1988年、まさしく桜の見ごろ直前の3月に発覚した事件である。

なんと、日本の某大学の教授が、学校に設けられている治験委員会に無許可で40人を超える医学部生を対象に、酒を飲ませて自身が研究中だった二日酔い防止薬の効果を確かめる実験をしていたことが発覚して問題になった事件がある。

実際の事件は前年の1987年7月に起こった。




某医学部の教授は製薬会社と一緒に二日酔い防止薬を研究していた。教授は研究の成果を確かめるため、大学の生徒42人を某所のホテルに宿泊させて実験を開始。学生ひとりに研究中の二日酔いの防止薬、ウイスキーのボトル一本を渡し、試飲させた。

ところが、実験から3時間後、実験に参加した学生たちは食べ物を吐き出し苦しみ出して数人が気を失う騒ぎとなってしまったのである。

なお、このような投薬実験においては、通常は事前に治験委員会に申請を出さなくてはならないが、当時実験を行った大学側の説明によると「今回の実験は病患者への投薬ではなく健康体を対象にした実験だったので(治験委員会)に申請する必要はないと思った」と語っていた。




幸い、実験に参加した学生達は命に別状はなかったが、中のひとりは脱水症状に陥り、点滴治療を受けるまでの症状だったという。また大学側はこの事件を重く見ていなかったようで、8か月後の1988年7月に初めて開示されたことで世間が知ることとなった。

今、このような事を大学が起こせば、大問題になるはずである。しかし、この時代はモラルハザードの基準も今より随分と緩かったのだろうか…。現代ではあまり聞かない大学教授による「人体実験」。昭和の終わり頃にはまだ、このような訳の分からない事件も発生していたのである。

※参考文献:読売新聞1988年3月5日

(文:穂積昭雪 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Image by guard113 on Pixabay


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