3月3日ひな祭り替え歌「灯りをつけましょ爆弾に」の地域性とバリエーション





明日の3月3日は桃の節句、ひな祭りの日である。

最近は派手に五段飾りをする家も少なくなったが、女の子にとって素敵な日である事は言うまでもない。日本人ならば誰でも知っている童謡「楽しいひな祭り」は、昭和に活躍した名作詞家・サトウ・ハチロー氏が作詞した作品である。

2019年3月1日、NHKで放送された「チコちゃんに叱られる」に出演したサトウ氏の息子さんの証言によると、本人はこの歌があまり気にいってなかったらしく、テレビで流れると嫌がったといわれている。

その理由としては「お内裏様とお雛様、2人並んで」という歌詞でわかるように、男雛をお内裏様、女雛をお雛様だとたサトウが間違えて思い込み作詞してしまったため、本人としては失敗作という意識があったのかもしれないという。この歌の影響で、男雛=お内裏様、女雛=お雛様と勘違いしている人が今も多い。




ちなみに関西では男雛を左、女雛を右に飾る。関東だとこれが逆になる。関東で逆になったのは昭和天皇のご成婚の様子を見て男雛を右側に飾るようになったのだといわれている。

また、「楽しいひな祭り」の替え歌が昔からあるが、それには地域性がある。この地域性のあるバージョンは今後精力的に集めていくが読者諸君で協力してくれる方がいれば、地域名とバージョンの違う歌詞をアトラス編集部まで送っていただきたい。

これは余談だが、どうやらこの替え歌直撃世代と言うのがあるらしく、40歳以上50代前半までがその世代であるという。もともとはドリフターズがステージで口ずさんで広がったという説があるが、具体的なVTRやどの番組の何回目の放送かなどはまだわかっていない。今後さらに調査を進めていく。




(※なお、子供同士のコミニケーションにおける替え歌を記憶に基づき書き起こしているので、各々細部が異なることはご勘弁願いたい)

『灯りをつけましょう爆弾に
ドカンと一発ハゲ頭
五人囃子の殺し合い
今日は楽しいお葬式』
(大阪北部)

『灯りをつけましょう消えちゃった
お花をあげましょうかれちゃった
五人囃子が死んじゃった
今日は悲しいお葬式』
(静岡県伊豆の国市 セル)

『灯りをつけましょう爆弾に
お花をあげましょうと毒の花
5人ギャングに殺されて
今日は悲しいお葬式』
(徳島県徳島市 山口敏太郎談)

『あかりをつけましょ爆弾に
お花をあげましょう便所花…』
(福岡県福岡市 山口敏太郎事務所スタッフ)

『あかりをつけましょ爆弾に
お花をあげましょ毒の花
五人ギャングに殺されて
今日は悲しいお葬式』
(大阪淀川区 あーりん)

『火をつけましょ爆弾に
お花をあげましょ菊の花
五人囃子は死んじゃって
今日は悲しいお葬式』
(東京都新宿区 妖怪芸人アキタカ)

なお、ATLASで紹介してきた童謡に関する都市伝説は、「およげ!たいやきくん」は会社員哀歌「とおりゃんせ」に込められた怖い意味「かごめかごめ」に込められた悲しすぎる話山口敏太郎が聞いた隠れキリシタンの歌?「でんでらりゅうば」本当は怖い、童謡に関する都市伝説パーマ大佐の替え歌、森のくまさんが高額取引さっちゃんがバナナを食べられないのは死んだだから などが人気のアーカイブだ。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

イメージ©Pixabayのtonylee0619による画像


関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る