中国にもいた 頭が複数存在する龍「相柳」





頭が複数ある伝説上の龍や大蛇というと日本の記紀神話に登場するヤマタノオロチが有名だが、中国にも同様の幻獣が伝わっている。それが、相柳(そうりゅう)である。

中国の古典であり地理書である「山海経」第八海外北経には柔利国の側に相柳という九つの首をもつ巨大な蛇体の怪物が住んでいたとされている。

この相柳は古代の武将・共工の臣下でもあり、九つの首で山を悔い荒らしていた。相柳の通った所は沢や谷ができるほどだったため、治水工事を行おうとしていた中国の伝説上の王・うはいずれ相柳が国土を崩してしまうのではないかと考え、相柳を倒した。




相柳の巨体から流れ出た血は非常に大量で生臭く、血が流れた場所には五穀の種を蒔くことができないほどであったという。

日本の神話にでてくるヤマタノオロチは、荒れ狂う出雲の川を巨大な蛇体の化け物になぞらえたものではないかとする見方がある。

この相柳も人の意のままにならない自然の脅威を表現したものだったのかもしれない。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©ウィキペディア 江戸時代の日本の絵巻物『怪奇鳥獣図巻』より「相柳」





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