
アトラスでは様々な座敷わらしの情報について述べている。これは筆者の知人で東洋医学関連に勤務しているAさんから聞いた体験談である。
今から5、6年前、Aさん夫妻が富山を訪問したときのことである。知り合いの置き薬の社長さんのご好意で富山駅前にある、とあるビルに宿泊した。そのビルの宿泊室で寝ていると、突如「バタバタバタバタ」と布団の周りを子供が走り回るような足音が聞こえたという。
関連記事
Aさんは全身が硬直していて金縛り状態であった。しかも、疲れているときに起こる金縛りではなく何とも言えない不思議な金縛りであった。
『確かに音が聞こえる』
そう思っていると、小さな子供の手で布団から出ていた彼の脇腹をトントンと叩く感触が伝わってきた。手の大きさからして明らかに、幼い子供の手である。
しばらくすると、金縛りが解けて身体が自由になったのだが、右の脇腹には明らかに手のひらで叩かれた感触が残っていた。
後で確認したのだが、そのビルに子供の霊が出るというような情報はなく、そのビルに行くまでに富山駅前にある清源寺を通り抜けたため、敷地内にあった水子の供養塔から子供の幽霊を拾ってきてしまったのだろうかと感じた。
それまでは一切幽霊と言う存在を信じていなかったのだが、それ以来霊の存在というものを信じるようになったと言う。
なお、ATLASでは座敷わらしに関するアーカイブを幾つか紹介している。原田龍二、座敷わらし好きなのに不幸に!?、緑風荘の座敷わらしは2人いる?、SNSで拡散座敷わらしの写真、シェアすると幸せになれる?、新潟の越後湯沢に座敷わらし出現!老夫婦の家に泊まろうとした、緑風荘から飛んできた半透明の球、つのだじろうが描いた座敷わらしの絵が瞬きする などである。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
イメージ画像©PIXABAY