クローン技術は絶滅の危機に瀕した動物を救う手立てとなるのか…





生命倫理の問題に触れるとして、度々話題になるクローン技術。

だが一方で絶滅危惧種の動物を絶滅から守るため、クローン技術を用いる可能性について真剣に検討されてきている。

専門家によれば、現在世界中で生存しているスマトラサイはわずか80頭にすぎず、絶滅の危機に瀕しているという。しかも野生のスマトラサイは縄張り意識が高く互いを攻撃することもあるため、種の保存が特に難しいとされている。




同様に絶滅危惧種となっているジャワサイや、現在アフリカ中部のオル・ペジェタ自然保護区に2頭のメスのみが生存しているキタシロサイもまた然りだ。

そして今、科学者たちはこれら絶滅危惧種の動物たちを増やし生存させていく方法は、もはや人工授精の進歩かクローン技術の活用以外に活路はないと考えているのである。




Mammal Reviewに掲載された論文には、多能性幹細胞からキタシロサイの配偶子を生成するという野心的なプロジェクトについて検討されている。その際は胚を作り出しミナミシロサイを代理母とする必要があるとも述べている。

倫理的に何かと問題になるクローン技術だが、消えていこうとしている絶滅危惧種の動物達を救う手立てとなりうるのか。多くの研究者が興味深く経緯を見守っている。

(加藤史規 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

イメージ画像©PIXABAY


関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る