大ヒットホラー『サスペリア』が影響を及ぼした、映画史上最も輝かしい功績





昭和の時代、日本中を席巻した大ヒットホラー映画『サスペリア』のリメイク版が2019年1月25日から公開される。オリジナル版は1977年(昭和52年)の公開で大ヒットした。

映画は楽しい物と思っていた当時の子供達は、この映画のテレビCMを見て、恐怖のどん底に突き落とされた思い出がある。そして、実はこの映画は広告史上、「あること」を多くの人たちの記憶に焼き付けていた。

それは、「決してひとりでは見ないでください」という見事なキャッチコピーである。




これは怖さを強調すると共に、恋人兄弟友達など複数人で見に来て貰う事で配給収益の倍増を狙ったと言われてる。これ以降、秀逸なキャッチコピーを駆使した多くのオカルト映画が世に出たことは、この映画の影響といっても過言ではない。

また、大人気だった国民的バラエティー番組「8時だョ!全員集合」の中で、加藤茶や志村けんが、ヘンな顔の代名詞であったいかりや長介の顔を指して「決してひとりでは見ないで下さい」というギャグが流行ったこともある。今思い出すと、当時の子供達は「サスペリア」のテレビCMで怖がって、同時にドリフで笑うという、マッチポンプ的な昇華をしていたように感じる。

もちろんこのような先行した話題だけではなく、ダリオ・アルジェント監督のそれまでの恐怖映画になかった耽美な映像やロケ地であったミュンヘンの素敵な街並み、主人公の美少女が最後まで生き残るというストーリーやイタリアのプログレッシブ・ロック・バンド「ゴブリン」の音楽など、総合的に映画として素晴らしかったのは言うまでもない。

また、物語の序盤、主人公がタクシーに乗ったシーンでは、ガラスに正体不明の顔が映ってるなど、オカルティックな別の話題も豊富だった。




今回はリメイク版という事もあり、設定などは多少変えているようである。ただし、オリジナル版を監督したアルジェントは先日、ルカ・グァダニーノが監督したこの度のリメイク版を評して、「興奮させられなかった。(私が創った)原作の精神を著しく裏切っている。音楽もダメだ。あんまり満足していない」と、けんもほろろに語ったと伝えられている。

なお、結末までオリジナル版とどこまで似通っているか、それとも全く別物なのかは映画館でご確認頂きたい。ちなみに今回のリメイク版もまたオリジナル版と同様にキャッチコピーは「決してひとりでは見ないでください」を使用している。

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【公式】『サスぺリア』1月25日(金)公開/本予告

(桜木ヒロキ ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『サスペリア [Blu-ray]

 

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