憑依する生物を凶暴化させる「ヒサル」「ヒサルキ」





「ヒサル」とは動物にとり憑き凶暴化させる一種の憑き物。別名「ヒサルキ」「キンキンさん」と呼び、漢字では「火猿」と書く説がある。

主に哺乳類、猿につくことが多いが犬や人間につく事かかる。犬にとり憑いた場合、痛みを感じなくなり、肉が裂け骨が飛び出しても平気で襲いかかる。一種のゾンビ状態になる。このような状態になった犬は焼き殺すしか方法がない。

人間に憑依するとこれまた凶暴になり、犬や猫などを襲って生のまま食らうようになる。この場合、羞恥心はなくなるらしく、全裸で徘徊する。熱海には「ヒサル」に憑依されたと思しき全裸で犬を食べる若い女性が目撃されている。

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「ヒサル」に憑依された動物は、小動物を木の枝やフェンスの尖った先端に突き刺して晒したりする。時には首を紐状のもので括って吊るしたりする。犠牲になる動物は猫、モグラ、狐など様々である。山中でこのような死骸を発見した場合は、即座に下山するべきである。

子供は本能的に「ヒサル」の存在を知っており、動物の惨殺体や吊るされた死骸を発見した時に思わず「ヒサルだ!」「ヒサルキだ!」と口走る事がある。しかし、詳しいことを聞いても子供は「ヒサル」についてうまく説明出来ない。無理に聴き出すと子供が指で自ら己の目玉を潰してしまう。

稀に説明出来たり、目撃情報を大人に説明できる子供がいるが、そういう子供は大概目に怪我を負って引っ越ししてしまう。なお、子供でも「ヒサル」が見えない子供もいる。




山口敏太郎の考察は以前に不思議ネットに掲載したが、日本で初めての妖怪辞典と言われる佐藤清顕の『現行全国妖怪辞典』(1935)に記載のある憑き物「ヒーヒーサル」との関係が疑われる。

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他にも現在アトラスで収集している現代妖怪は次のようなものがある。「八尺さま」「めかぁ猫」「むしゃくるさま」「口裂け女」「ミカサ」「テンポポ様」「挑戦ババア」「ゴム人間」「コイヌマ様」「笑い女」「包丁さま」「顔野菜」「蓑坊主」「白ん坊」「ヒサル」「朽縄さま」「ムシリ」「とわとわさん」「隙間さん」「人面犬」「のどかみさま」「アカマネ」「ぐにゃぐにゃおばさん」「トイレの花子」「大根さん」「口裂けヨン様」「えんべさん」「ヒギョウさま」「ミヤウチさま「おっぺけ様」「ヒザマ」「福鼠」「やまけらし様」ヤマノケ」などである。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

イメージ画像©PIXABAY

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