古い故事や厄日など、様々な言葉遊びの結果考えだされた?妖怪「赤舌」





赤舌は鳥山石燕の『画図百鬼夜行』にて紹介されている妖怪。

田に水を引き入れる水門ないしは堰の上に、黒雲の中に半身を隠して浮上している姿で描かれている。顔つきは恐ろしく、毛むくじゃらで大きな口をくわっと開き長い舌を覗かせている。

この妖怪にも説明がないが、水門の上に浮かんでいる様子からの連想か、村々の間で起きた田畑の水争いに力を貸してやったという話が共に紹介されることが多い。

実際には中国の古い故事「口是禍之門、舌是斬身刀(口は災いを招く門であり、舌は我が身を斬る刀となる)」に案を得て、人々の心を乱し悩ませる『赤舌神』の要素も混ぜ合わせて描かれたものではないかと考えられている。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「赤舌」/wikipeda




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