物部天獄の呪法「リヨウメンスクナ(両面宿儺)」が関東大震災を起こした!?





「リヨウメンスクナ」とは、これまたネットで広がった呪法である。今までアトラスではインターネットで広がっている様々な呪法「コトリバコ」「かんひも」「アシュラさん」などを掲載してきた。

この「リヨウメンスクナ」とは、明治時代から大正時代にかけて実在したとされるカルト教団の教祖である物部天獄という人物が作り上げた呪術に使用するミイラのことである。

岩手県のある集落で生まれた二重胎児が見せ物になっていたが、その権利を買い取り、他に買い集めた奇形人間たちと密室に閉じ込め、殺し合いをさせた。複数の奇形人間たちはお互いに殺し合い、最後に生き残ったのがこの二重胎児の奇形児であった。もともと天獄は、この奇形児を生き残らせるために、他の奇形人間には前もって致命傷を与えたり、弱らせて密室に閉じ込めた。つまり、人間を使った蠱毒(こどく)である。




他の奇形人間の肉や己の糞尿を食べて生き残った二重胎児を、再び密室に閉じ込めて餓死させて即身仏に仕立て上げた。天獄はこの即身仏を伝説の存在である「両面宿儺(リヨウメンスクナ)」の名前で呼んだ。「リヨウメンスクナ」は、頭部を二つ持ち、手も4本持っていた。この「リヨウメンスクナ」は最高の呪具であり、日本に数々の災害を引き起こしたと言われる。

純粋な日本人でなかった天獄は、「リヨウメンスクナ」の前で首を切って自害をし、「日本が滅ぶべし」という呪いの言葉を残した。

その後「リヨウメンスクナ」は岩手県の寺に封印されていたが、施設の取り壊し作業中に発見され、木箱を開けてしまった中国人の作業員2人が被害を受けた。1人は原因不明の心臓麻痺を起こし死亡し、もう1人は精神に異常をきたした。同じ現場にいた他の作業員も祟りを受けたようで、長く生きられないと言われている。

その後「リヨウメンスクナ」が何処にいったかはわかっていない。引き取った寺の住職は、正体不明の車に後をつけられるような体験をしたらしい。




ちなみに「リヨウメンスクナ」やその仕掛け人である物部天獄は架空のものである可能性が高いが、2018年6月、Yahoo!オークションにて物部天獄と書かれた角の生えたこけしが出品されている。鬼こけしと記されたこの品物は10,000円で落札された。これもまた都市伝説に影響を受けて何者かが作った可能性があり得る。

これは筆者の推測に過ぎないが、昭和の大作家・横溝正史の作品の中で「悪霊島」と言う名作がある。この作品は二重胎児を神のように祀る女性が出てくるが、これらの設定に影響を受けた人物がこの都市伝説を創作した可能性がある。

また、石川県金沢市天神町善光寺には顔が3つある三面鬼(三面相)ミイラが保存されている。このミイラは筆者が子供時代、ずいぶんテレビに取り上げられた。その当時は見世物にされた奇形児が見世物小屋から逃げ出して、地元まで逃げ帰り生き絶えた後、このミイラになったと説明されていた。このミイラも、「リヨウメンスクナ」の都市伝説成立に影響を及ぼしているのかもしれない。

関連動画
本当に危ない話『リョウメンスクナ 物部天獄』を知ってるか…?【怪異症候群2 #7】

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像:何者かがYahoo!オークションに出品した”こけし”




 

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