
ネットで拡散している妖怪である。妖怪と言っても、肉体を持っている人間である。四六時中「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」と笑い続けている。笑うだけで他人に害は及ぼさないが、口からヨダレを流し、目は笑っていない。
よくスーパーなどで笑いながら買い物をしているが、決して話しかけたりしてはいけない。女に絡むと魅入られてしまい、耳元で四六時中笑い声を聞こえるようになる。このあたり普通の人間ではなく、妖怪とされる由縁であろうか。
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音楽を爆音で聴いていれば問題ないが、音楽を聴くのを止めると笑い声が聞こえてくる。最期には、精神的に異常をきたしてしまい、耳を何かで突き刺して自殺することになるようだ。
伝承妖怪として「笑い女」という妖怪がいるが、概ね性質は似ており正当な末裔と言える。なお、高知には「笑い男」という妖怪が伝承されており、山の中で笑いながら姿を現わすといわれている。これに釣られて笑ってしまうと精神が崩壊するという。
いずれも他人に嘲笑される恐怖がこの妖怪を生み出したのであろうか。
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(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)