飢饉の時に食べられた、犠牲者の怨念が固まって生まれた妖怪「包丁さま」





ある地方に伝わる妖怪である。一応神様と言われているが、その成立過程は限りなく怨霊や妖怪に近い。

飢饉で食べ物がなくなり、孤立した村で、村人が半分死んでしまうような事態になった。

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最初のうちは死んだ人の肉を食べていたのだが、そのうち生きている老人や女・子供を食べるようになった。その時、肉を解体するのに使った包丁を、「包丁さま」と呼んで、その集落で神として纏っている。




年に一度の夏祭りでは、纏っている「包丁さま」で魚をさばいて、血を欲しがる「包丁さま」を鎮めているという。

「包丁さま」の怨念は深く、いまだに血に飢えている。

「包丁さま」の姿に関しては次のように語られている。カニバリズムの犠牲になった人たちの怨念は凝り固まり、1つの妖怪になってしまった。その姿は痩せ衰え、骨と皮になってしまった身体で、伸び放題の髪を持っていると言う。

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(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

イメージ画像©PIXABAY




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