象牙と黄金で出来た美しい巨像 世界七不思議の一つ「オリンピアのゼウス神像」





紀元前2世紀に古代ギリシャの数学者フィロンは、当時世界に存在した7つの代表的な建造物を「世界の7つの景観」という書物にまとめた。

いずれも当時の人々の間ですら伝説的に考えられており「世界の7不思議」と呼ばれた。そこに紹介された建造物のうちエジプトのギザの三大ピラミッド以外は現存しておらず、文字通り不思議に満ちた建造物となっている。

中でも美しい建造物だったとされているのがギリシアの古代都市オリンピアに存在した神殿のゼウス神像だ。ゼウス神殿は紀元前456年に総大理石で完成し、この神殿の最奥部に彫刻家フィデアスが建造したという彫刻があった。




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ゼウス神像は高さ90メートル、神像そのものの高さも約12メートルあったという。




ゼウス神像は象牙製でオリーブの枝の冠やサンダル、杖などは黄金でできており、台座には様々な宝石や象牙、水晶などの象眼細工が施されていたという。また像の前にはオリーブ油と水を混ぜた池が作られており、光を反射して神像を照らし出す構造になっていたという。

この神像は現存していないが、理由としては4世紀ごろに発生した火災や5世紀に起きた地震、また5世紀初めにローマ帝国の出した異教徒神殿破壊令などがある。

いずれにせよ、この豪華なゼウス神像は神殿とともに破壊されてしまったという。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©Penn Museum/YouTube

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