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映画やドラマにチラリ!バブル期、幻のバーガーチェーン「森永LOVE」

森永LOVE(通称「ラブ」)は、かつて存在していた日本のファーストフード(バーガー)チェーン。

1974年12月、東京都港区三田にて1号店が出店されて以来23区や首都圏を中心に展開され、最盛期には約50店舗が存在した。京都や愛知、三重にもあったという。

ハンバーガーのほかにアイスクリームも提供され、人気メニューは「ツナマフィン」(イングリッシュマフィンとスライスチーズのサンド)だったという。のちにライスメニューやパスタもメニューに加わり、非常にメニューの種類は豊富だったとのこと。

現在ではすでに消えたチェーンであるが、例えば、2007年に公開された映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』では、ラブの六本木店が再現された形で登場している。ただし、映画の中で登場した青ベースの体裁は、実際は90年前後の晩年のものであり、作中における80年代の体裁はオレンジベースであった。

この他、映画『ヨコハマメリー』(2006)や、過去には『3年B組金八先生』や『1年B組新八先生』でも登場していることが確認されている。「新八先生」では、撮影の舞台にも使われたこともあった。

また、メディア以外では、1985年の3月から9月まで行なわれていた国際科学技術博覧会、通称「つくば万博」にて、期間限定で出店したこともあったという。ラブは、当時でも非常に独自の展開の仕方をしていたようである。

そんなラブは、1996年にバーガーキングジャパンに買収され、ラブの店舗がバーガーキングへ転換していき、2001年にバーガーキングが日本から撤退するとともに、店舗がロッテリアとファーストキッチンに売却された。

現在では、バブル期に存在していた幻のバーガーチェーンと呼ばれているラブ。当時の名残を味わいたいかたは、上記の映画作品などを見てみるのも良いかもしれない。

【参考記事・文献】
https://www.damesyakaijinn1.com/entry/2024/07/07/125549
http://naokisai.com/naoki/love.htm
https://blog.goo.ne.jp/z-c/e/736468afb0e0b445ccc5daae2dc5d65f
https://ameblo.jp/mikimoto07/entry-12193406069.html

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【文 ZENMAI】

画像 https://publicdomainq.net/photo-hamburger-hands-0082966/

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