クレーン車がコロンビア川からフォード・ステーションワゴンを引き揚げた。当局は、このワゴン車は66年前にクリスマスの旅の途中で行方不明になったオレゴン州の家族のものだったと考えている。
これは1950年代の最も悲劇的で謎に満ちた失踪事件の1つだった。
1958年12月7日、ケンとバーバラ・マーティン夫妻は娘たち (14歳のバーバラ、13歳のバージニア、11歳のスー) を連れて山へ出かけ、クリスマス用の緑の植物を収集。子供たちは日曜版の新聞の漫画をそこら中に残していった。シンクには皿が、洗濯機には洗濯物が残っていた。
そして、彼らは二度と家には戻らなかった。このため、当時は大きなニュースが報道され、また大規模な捜索活動が行われた。
警察は、家族の動きをコロンビア川近くのガソリンスタンドまで追跡したが、その後どこへ行ったのか、何が起こったのかは正確にはわからなかったという。
そして、悲劇的なことにこの5か月後、娘の1人の遺体が川で発見され、その翌日にはもう1人の遺体が発見された。
昨年の秋になってようやく、2日間の浚渫の末に川から引き上げられた家族のステーションワゴンが、謎の最後の決定的な手がかりとして明らかになった。
警察は、すぐにその車が一致していることを確認。どうやら、何らかの理由で家族の車は不幸にも旅行中に川に転落し、乗員全員が死亡したと思われている。
マーティン夫妻には28歳の息子ドンが唯一の生存者である。ドンは当時、海兵隊の退役軍人でニューヨークのコロンビア大学の大学院生だったのですでに家からは出ていたからだ。
長きに渡る謎はついに終結したが、クリスマスの時期に無邪気な旅行中に命を落とした家族の物語はより一層、悲劇的な結末を迎えたようだ。
(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画 KPTV FOX 12 | Local news, weather Portland, Oregon / YouTube