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元K-1王者「魔娑斗」リングネーム命名時に彼が拒否した候補名とは…

魔裟斗(まさと)は、キックボクサーとして活躍した人物である。

1997年にプロデビュー後に国内の数々の強豪を撃破していき、「K-1 WORLD MAX」の2003年、2008年に世界王者に輝いた。そのアグレッシブなファイトにビッグマンス、またルックスの良さといった要素から、「反逆のカリスマ」との異名で呼ばれ絶大な人気を博し、引退後はタレント・俳優・スポーツ解説などで活躍している。

彼が格闘技の道に進むようになったのは15歳のころ。高校を中退、アルバイトを転々としながらボクシングを始め、名門であるヨネクラボクシングジムに入門。当時のジムの会長は、ボクシングでも充分に通用する実力であったと言うが、彼がプロテストにドタキャン(ボイコット)したことでボクシングから離れることとなった。

その後、17歳になった彼が始めたのはキックボクシングだった。藤ジムに入門し、元々あったボクシングの能力を生かしつつ、あっという間にキックも習得していったという。

さて、彼のリングネーム「魔裟斗」は本名・小林雅人に由来し、それに当て字をほどこしたものである。藤ジムで命名されたこのネームだが、当初はその字面から”暴走族っぽい”ということで気に入ってはいなかったという。

だが、魔裟斗よりも先に候補としてあげられていた別のリングネームがあった。

先にも言った通り、魔裟斗は本名に由来したリングネームだが、藤ジムの当時の会長が「本名だと出世しない」というジンクスがあることを考慮し、本名とは関係の無いリングネームを候補に挙げていた。その名も、「藤山海山」(ふじ・さんかいさん)。

一見すると相撲取りにも見えてしまうからか、どうかは定かではないが、この名前を彼は拒否。次に候補として挙げられた「魔裟斗」は、「徳川家康と画数が同じだから天下を取る名前だ!」という会長の熱弁もあり、リングネームとして用いることになったという。

【参考記事・文献】
https://asuneta.com/archives/82893
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1121773931
https://www.oricon.co.jp/news/57508/full/
https://risshikaikan.jp/masato/

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【文 黒蠍けいすけ】

Photo credit: nipotan on Visualhunt

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