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「亡くなった友人が返しに来たレコード」

ゆるです。最近、若い頃のなつかしい話で盛り上がっていた時に思い出した当時の友人A君から聞いた不思議な話を投稿します。、

話は1986年頃の話です。

2歳年下の友人A君はその当時、同級生でバンドを組んでいました。

そのA君のバンドメンバーのB君は、バイク乗りでしたが11月のある日突然、行方不明になりました。

家出する動機もないし、事故も考えたのですが、全く消息がわからなくてB君の両親はとても心配して警察にも届け、バンドメンバーや同級生などに行方を尋ねたのですが全く情報がありませんでした。

12月のある日の22:00頃、A君の突然家の呼び鈴が鳴ったのでドアを開けるとそこには行方不明のB君がいました。

友人は、

「どこに行ってたの?両親も友人もみんな心配してるよ?」
「早く、家に帰って安心させてあげて!」

と言ったのですが、B君は何も答えず

「今日は、借りていたLPレコードを返しに来たんだ。長い間返せなくごめん」

と言って LPレコードをA君に渡してすぐに帰ったそうです。

それからすぐにB君の両親にこのことを電話し、両親はとても安心して帰りを待ってたそうですが、B君は何時間経っても家に帰ってこなかったそうです。

そして翌年の3月に警察からB君の遺体が見つかったと連絡があったそうです。

B君はバイクで走行中、急カーブで横転しバイクごと建設会社の重機置き場のブルトーザーの下に飛ばされ、亡くなっていたそうです。

発見が遅れたのは、ちょうどその頃、雪が積もり始め、春の雪解けまで発見されなかったからだそうです。

A君もA君の家族も実体のB君に会い、直接LPレコードを受け取り、会話したので現実ですが、とても不思議な体験です。

友人A君は・・・今でもそのLPレコードをB君の形見として大事にしているそうです。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 ゆるさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Lucio AlfonsiによるPixabayからの画像

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