ケンドーコバヤシ(通称ケンコバ)は、吉本興業所属のお笑い芸人。
かつては、「松口VS小林」などコンビで活動をしていたが、のちにピン芸人に転向。アニメ・プロレス・下ネタを芸風の三本柱とし、ストレートすぎる下ネタを言おうが、場や空気がかき乱れようがお構いなしのトークなどで根強いファンを獲得している。
誰が聞いてもウソとわかるようなプロフィールを語ることでも知られ、「本名は髑髏林禿鷹丸(どくろばやしはげたかまる)」「獄中出産」「絞首刑になった母の亡骸から生まれた」「実の父親に売り飛ばされて盗賊団で育った」「鷹に攫われた生き別れの弟を探すために芸能界に入った」など、バリエーションが非常に豊富である。
もちろん、彼はまっとうな家庭に育っており、むしろ厳格なしつけを受けて育ったために舞台裏では非常にまじめであるという。そのことを指摘されると全力で否定をする、という流れがお約束となっている。
だが、俳優の溝端淳平はケンコバのそのようなとんでもプロフィールを当初、すべて本当だと信じ切っていたと告白、流石のケンコバも「信じる方がおかしい」とツッコまざるを得ず、「俺と出会って良かったと思うよ。詐欺とかに引っかかってたよ」と指摘した。
そんな芸風を持つ彼は、そのあまりの内容から失笑を買うことも多い。
『アメトーーク』にてキン肉マン芸人として出演した際には、オリジナル超人企画でTENGAモチーフの「ゴッドホール」なる超人を提案し、キン肉マンの作者であるゆでたまご本人すら呆れさせたほどであった。
中でも、伝説として語られるのは大阪時代でのこと。『オーツザッツ漫才2004』に出演した彼は、水泳眼鏡に体はブリーフ一丁、しかもそのブリーフからピンクローターをぶら下げながら漫談を行なうという、控えめに言って最悪の姿で登場した。
通称「ピンクローター漫談」と称されるこのネタを敢行し、何より番組自体が生放送だったということもあって、見事に彼は同番組のレギュラーの座を降ろされた挙句、関西でテレビ局から出禁をくらう羽目になった。このことは、彼自身「消したい過去」だと称しており、また大阪での活動が絶望的になってしまったことから、これが東京進出のきっかけになったとも言われている。
【参考記事・文献】
・https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/20401.html
・https://x.gd/urcrFs
・https://moto-neta.com/stage-name/kendo-kobayashi/
・https://radsum.com/archives/25468
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【文 ナオキ・コムロ】
画像 ウィキペディアより引用