UFO

家畜異常惨殺事件、「キャトル・ミューティレーション」の真実

アメリカをはじめ世界中で報告されている異常事件にキャトル・ミューティレーションというものが存在する。

前日まで元気だった家畜が見るも無惨な惨殺死体で発見される。これらの死体には目や舌、乳房や生殖器などが鋭利なメスで切除されたかのようにきれいな切り口で無くなっており、体内に血液がほとんど存在していないという共通点が存在している。




あまりに異常なケースであるため、キャトル・ミューティレーションには様々な説が唱えられてきた。

一つは、現場でUFOらしき謎の発行物体が目撃されたことより、宇宙人が地球に調査に来た際に生体サンプルとして家畜を狙ったのではないかとする説。

また、20世紀になって生まれた悪魔崇拝などのコミュニティが、儀式などで必要とする獣の血や肉を得るために密かに家畜を殺していたのではないかとする説。

もう一つが、単純に捕食動物による被害とする説だ。

アメリカの場合、コヨーテなどの肉食動物が家畜を狙うことはよくある。実際に1979年にアメリカの96例を調査し発表された「ロンメル報告書」によれば、実際に死亡した家畜を放置し観察した実験結果と、キャトル・ミューティレーションの結果がほぼ同じものになったという報告がなされている。

野生動物は厚い毛皮に覆われた部分を避け、柔らかい部分から食べるため特定部位が狙われるということ、また皮膚が薄いためメスのような切り口になること。血は死体の重みで下の方へ移動してゆき、すぐに地面に流れ染み込んでしまうため、一見血が抜かれているように見えることなどが上げられている。




だが、中には自然なものであるという説明がつかないケースも存在している。近年報告された事例では、実際に牛がかなりの高度から落ちてきたケースや、世界中でUMAではないかと見られている「フライング・ホース」に関しても一部はキャトル・ミューティレーションの最中が目撃されたものではないかと見られているのだ。

果たして、真実はどこにあるのだろうか。

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Gruesome Livestock Mutilations | The Unexplained Files

(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

※写真はYOUTUBEからのキャプチャ