【都市伝説】「ひざの裏にフジツボが…」は本当なのだろうか…

今年は例年より早く夏が来ているようで、早くから夏日や猛暑日といった非常に気温の高い日が記録されている。海開きはまだ早い所が多いが、暑くなると海や川など、水の中に入りたくなるもの。

そんな海にまつわる都市伝説で有名なものが、「ひざにフジツボ」だろう。




海で遊んでいて、磯でうっかり膝に傷を作ってしまう。普通の怪我と同じように回復していったため、暫くは怪我をしたことも忘れていたのだが、数日経って急に怪我をした方の足が痛みだした。

病院に行ってレントゲンを撮ってみた所、医師は奇妙な影を膝の裏に発見。手術で切開してみた所、膝の裏側にびっしりとフジツボが付いていたのだ。傷口から入り込んだフジツボの幼生が繁殖し、体内で育っていたのだ…というものだ。

確かに眉唾な都市伝説ではあるが、このようなことがあり得るのだろうか?

岩場などに棲息しているフジツボは雌雄同体であり、卵を体内で付加させた後に幼生を海中に放出して個体を増やす。この幼生は大きさ0.2~0.4ミリと非常に小さく、気付かない内に人体に入り込んでしまうことも可能である。

また、人の体液と海水の成分を調べると、ミネラル分の比率が近いことが判明している。では、やはり条件が合ってしまえば実際に人の体内でフジツボが成長すると言うこともあり得るのだろうか?

だが、人間の浸透圧とフジツボの幼生の浸透圧を比較すると、フジツボの幼生の方が浸透圧が高いため、人体に入ったとしても、幼生の体内に体液が浸透しすぎてしまって破裂してしまうものと見られている。




やはり、人体で繁殖するフジツボに関しては都市伝説の域を出ないものとみた方が良いようだ。

しかし、水着や裸足で訪れる機会の多い海は、必然的に肌の露出が多くなり、怪我をしやすくなるのも事実。怪我で折角のレジャーを台無しにしてしまわないよう、注意はしておいた方が良いだろう。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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