【時効成立】謎のまま迷宮入りとなった変死事件!「井の頭公園バラバラ殺人」

23日、東京都目黒区碑文谷公園にてバラバラ死体が発見された。同日朝、清掃員が公園の池の中に人の足らしきものが浮かんでいるのを発見。警察に通報したところ、バラバラになった人の遺体が発見された。24日、死体は50~70代の女性で死後数週間が経過していることが判明。警察は被害者の身元や遺棄した人物の特定などを急いでいるという。

公園でのバラバラ事件と言えば、未解決のまま時効となった井の頭公園バラバラ殺人事件が存在している。




1994年4月23日、東京都三鷹市の井の頭恩賜公園にて、清掃員の女性が公園のゴミ袋から人の足が入ったポリ袋を発見。警察に通報した。

警察が一帯を捜索したところ、7か所のゴミ箱から切断された遺体の入ったポリ袋計27個を発見。袋は二重構造で、特殊な結ばれ方をしていた。手足の指紋は削り取られていたが、DNAとわずかな指紋から近所に住む当時35歳の一級建築士の男性であることが判明。死因は不明であるが、生前出血の跡が存在したため何らかの暴行を受けて殺害されたものとみられている。

この事件が時効となってしまった背景には、物証が極めて乏しかったことと、被害者から犯人に繋がり得る情報がほぼ無かったことなどがあげられる。

まず、切断された遺体は人間の関節や臓器の位置を無視して20センチ間隔で切断されていた。23日に碑文谷公園から発見されたバラバラ死体のように、普通切断する場合は人体の細くなっている部分や、骨などの堅い部位を避け関節などから切断しようとする傾向にある。しかし、井の頭公園で発見された死体は公園内のゴミ箱の投入口サイズに合わせて均一に切断されていた。

死体からは切断作業を楽にするためか血抜きも行われており、また手足の指紋を削り取るなど隠匿のために様々な手段が取られていたことが判明している。また、切断方法が複数存在していたことと、前述のとおり非常に大がかりな処置を必要とするため、複数人が関与していることは間違いないとみられている。

被害者が最後に目撃されたのは22日深夜だが、この時事件現場近くで被害者らしき男性が2人の男に殴られていたという目撃証言が存在している。しかし、被害者はまったく普通の一般人であり、誰かの恨みを買っていたという背景もなかった。なお、23日未明には恐らく遺棄された死体が入っていたと推測されるポリ袋を手にした2人の男性の姿が井の頭公園で目撃されている。

最後の目撃証言から死体発見までの時間、そして緻密な処理を考えると、犯人は複数人でありなおかつ組織だって被害者を殺害しようとした明確な意図が伺える。誰にも恨まれていなかった、普通の一般人に対してここまで徹底できる理由はどこにあるのか。

それは、彼が誰かと取り違えられてしまったというものだ。本来の標的だった人物は別の所にいたのだが、たまたま容姿が似ていた被害者男性が取り違えられて殺害されてしまったのではないかという説である。

しかし、関与した団体の存在や追加の情報、物証が明らかになることもなく、結局この事件は2009年4月23日に公訴時効成立を迎えてしまったのである。

謎に満ちたこの事件の、真相が明らかになる日は来るのだろうか。

(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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