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TBS『この世界の片隅に』における初夜の会話に注目!「傘は持ってきたか?」





2018年7月15日より、TBS系列で放送されているドラマ『この世界の片隅に』がなかなか好調なスタートを切った。

リアルな戦争を知っている世代が少なくなる昨今、庶民の目線で戦争を捉えたこの作品は見るべき価値があるように思える。かくいう筆者も、この作品を毎回楽しみにしている。

主人公のすずが嫁に行った先で、結婚相手にこんなことを言われるシーンがあった。

夫「傘は持ってきたか」
すず「新(にい)なのを持ってきました」
夫「差しても良いかね」
すず「はい」




これは広島の一部の地域で行われていた新婚夫婦の初夜の会話である「傘」は女性器を暗示しており、「新な傘」とは処女のことであり、また「差す」とは性行為を意味しているようだ。

これは民俗学で言われる「柿の木問答」の一種であり、九州地方から東北地方まで幅広く分布する初夜に行うお約束の問答である。ある種の通過儀礼と呼んでも良いかもしれない。

代表的なセリフは以下のような流れである。

男「あんたの家には柿の木があるかね」
女「あるよ」
男「登っても良いかね」
女「登ってください」

地域によってセリフは違うが、昭和初期までは初夜を迎えた新港夫婦は必ずこのような会話をしたと言われている。

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(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

画像 ©日曜劇場『この世界の片隅に』|TBSテレビ 公式HPより