レスリング協会、パワハラ問題反省の色なし!改善策を出す前に栄監督が復帰





4度にもわたるオリンピック金メダル獲得と、数々の勲章や国民栄誉賞をも与えられた伊調馨選手と田南部コーチに対するパワハラ問題は解決したかに見えたが、いまだにレスリング協会から改善策が打ち出されていない。

それどころか改善策を提出する前に、至学館大学のレスリング部の監督にいつの間にか事件の中心人物である栄和人監督が復帰しているのだ。




しかも、レスリング協会のホームページには栄監督の復帰の情報がアップされており、至学館大学のレスリングのコーチをする様子が事細かく報告されている。記事の中には、栄監督の言葉として「世界一になって監督を喜ばしてくれ」というものが掲載されている。ただし、この記事に関してはクレームが殺到したため、すぐさま削除されてしまったようだ。

非常に問題のあるパワハラとして内閣府に指摘されたにもかかわらず、レスリング協会には改善策を内閣府に提出していない。それどころか、パワハラを告発したコーチを処分しようという動きさえあると言われている。また、伊調馨選手やコーチに対する栄監督からの謝罪は未だなされてない。




なんとも解せない状況であるが、日本協会強化本部長を自ら辞任した栄監督に対してレスリング協会は常務理事の職も解く方向で一応検討していると言う。

しかしながら、栄監督は復帰に関する記者会見はしたくないらしい。日本大学アメフト部記者会見のは二の舞になることを恐れているのだ。それにしても、レスリング協会の保守的な姿勢にはガッカリである。

(松田ケン ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『なぜ日本の女子レスリングは強くなったのか 吉田沙保里と伊調馨

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