学校の怪談

【学校の怪談】「本物を使った骨格標本」が鹿児島の高校に実在した!

学校の怪談でよく聞くものに「理科室や保健室の骨格標本が動く」という話がある。

骨格標本や人体模型は学習用なのだが、不気味な外見からよく学校の怪談に登場する。夜中に動いたり笑ったりする話が多く、骨格標本の場合は「実は本物の人骨を使っているからだ」と話が続くことがある。もちろん実際ににはそんなことはなく、樹脂等で精巧に作られた模型にすぎない。

だが、そんな怪談の設定が現実に出てきてしまったような事例が鹿児島県で起きた。




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7日、鹿児島市の県立鶴丸高校にて生物講義室の標本の中に本物の人骨が紛れていたことが判明した。発見されたのは2年ほど前、同校の教諭が標本棚を整理中していた時に棚の奥から見つけ、特徴から人骨のように思われたため大学で歯学を教える卒業生に鑑定を依頼した。

昨年1月に人骨の可能性が出てきたため警察に連絡し、正式な鑑定を行う事になった。その結果、人骨は女性の頭蓋骨で死後50年は経過していることが判明。事件性はないものとみられ、頭蓋骨があった場所から教諭に発見されるまで生徒の目にも触れていなかったと考えられるという。




このように実物の人骨を用いた骨格標本だと判明して騒動になったケースは他にも存在している。ルーマニアの学校では亡くなった校長の遺言に従い、遺骨で骨格標本を作ったことが判明したケースが存在していた。

今回は誰のものかも、標本になった経緯も明らかにはなっていない。なお、頭蓋骨は今年3月に市が火葬して市営墓地に埋葬しているという。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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