れっきとした「学校の怪談」妖怪です!男子トイレに出る「ヨースケ君」

フジテレビ系列で今年4月より放送中の、水木しげる氏の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」。

第6期である今作は人間の女の子のレギュラーキャラが登場したり、話の内容も現代社会の風刺を盛り込んでいるものが多かったりと、幅広い世代のファンの心を掴んでいるという。




そんなゲゲゲの鬼太郎第10話「消滅!学校の七不思議」では様々な学校妖怪が登場。動く二宮金次郎像やベートーベンの肖像画など、学校の怪談に登場する有名どころが多く登場していた。そんな中注目されたのが、男子トイレに出てくる妖怪の「ヨースケ」。

今回の話は男子トイレに出る妖怪のヨースケが女子トイレに出てくる妖怪の「花子さん」に一目惚れし、行動がエスカレートしてストーカー行為に至ったことから始まったのだが、この話に出てきた「ヨースケ」について「誰?」とする声が上がったのである。

「ヨースケくん」は神奈川県横浜市の一部で「男子トイレに出る」とされていた妖怪で、花子さんと同じように呼び出すことも出来るのだが、名前を呼んで3秒以内に逃げないと殺されてしまう、というなかなか凶暴な妖怪とされている。噂が横浜市の一部という非常にピンポイントだったこともあり、「ヨースケくん」はアニメオリジナルの妖怪だと思ってしまった人も多かったようだ。




それでなくとも、学校の怪談のうちトイレに出ると言われる妖怪は非常に多い。「紫ババア」「赤マント」「赤い紙やろか・白い紙やろか」、「ブキミちゃん」「三本足のリカちゃん」また男子トイレに出る妖怪も「太郎くん」「次郎くん」などなど、名前を上げていくだけでも相当な数になる。

トイレに出る妖怪が非常に多いのは、学校という空間の中でトイレが一番子供にとって無防備になり、なおかつ不気味な空間となる。そんな恐怖心がバリエーション豊かなトイレの妖怪を産んだのではないだろうか。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©写真素材足成

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