カウボーイの投げ縄を使って獲物を捕まえる妖怪!?アメリカの「ロープライト」

アメリカといえば、カウボーイを想像する人も多いのではないだろうか。カウボーイハットにネッカチーフを巻き、馬に乗って投げ縄を片手に牛を追う姿は典型的なカウボーイの姿となっている。この投げ縄も馬の上から牛等をつかまえるためのもので、様々なテクニックも存在する立派な捕獲道具となっている。

そんなカウボーイのような投げ縄を使うという妖怪が存在した!?

1910年にアメリカで出版された「木こりの森の恐ろしい動物たち」に掲載されているロープライトがそうだ。この生物の一番の特徴は、くちばしの先にカウボーイの投げ縄そっくりの器官が付いていること。これをカウボーイさながらに巧みに操り、ウサギなどの小動物から時には人間のような、自分よりも大きな生物を捕まえて襲うという。




「岩石でも傷つかないほどの」頑丈な革をもち、何キロでも飛び跳ねて移動できる強靭な足を持っているという。また、獲物を追う時に尾を震わせ、ガラガラのような大きな音をたてるともされている。

この生物はアメリカのシエラネバダ山脈など広範囲に住んでおり、ネイティブアメリカンのマイドゥー族らの間で知られていたが、白人の入植以降急速に数を減らしているらしい。そのため、この生物が鳥なのか哺乳類なのかもわかっておらず、繁殖や棲家などについても議論が絶えないという。カリフォルニア州ホットスプリングスのパターソン氏によると、近年はめったに見られなくなったそうで現地の人々は研究のためにもロープライトの生きた個体を捕獲すべきではないかと考えているそうだ。

いかにも実在した生物のように紹介されているが、この生物も多くの人々に当時信じられていた妖怪の一つでしかなかったのだろう。しかし、投げ縄という身近な道具を使うと考えられていたことや、広範囲にわたって言い伝えられていたため、実在を信じていた人も多かったのではないだろうか。

(田中尚 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)




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