上野・西郷さんは間違いだらけだった!?西郷隆盛像の裏話

現在、好評放送中のNHK大河ドラマ「西郷どん」。幕末期でも人気の高い偉人・西郷隆盛が主人公であり、毎週見ている人も多いのではないだろうか。

そんな西郷さんのイメージといえば、東京は上野公園の西郷隆盛像による所が大きいのではないだろうか。ゆったりした浴衣姿で愛犬を連れている様子は大らかで磊落だったという西郷さんの人柄を伝えてくれるものとなっている。

だが、この西郷隆盛像にはとにかく「実際の西郷さんとは違う」点が多いことでも有名である。

西郷隆盛像は人物を日本彫刻界の第一人者である高村光雲が、連れている愛犬「ツン」を動物彫刻の第一人者後藤貞行がそれぞれ担当しており、大の犬好きでも知られた西郷隆盛が趣味の兎狩りに愛犬とともに出かけている様子を現したものとなっている。

だが、この像が公開された際、西郷の夫人である糸子が「うちの主人はこんな人じゃなかった」と口にしたという逸話がある。
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山口敏太郎の史跡 上野 西郷隆盛像





そもそも西郷隆盛は大の写真嫌いで知られており、正確な資料となるものが一枚もなかった。そのため、西郷のいとこをモデルにしたり、伝聞での西郷像を合わせた結果、本人とあまり似ていない像になってしまったというものだ。

また、本来の西郷隆盛は人前に出る際は必ずきちんとした格好をするよう心がけていた人物であったため、糸子夫人は上野の像を見た際に顔よりもむしろ正装でなかった事に驚いた、というのが真相のようだ。

また、連れている愛犬「ツン」の彫刻も実は本来西郷が飼っていたツンとは別物である。

本来のツンは雌の薩摩犬なのだが、像の横にいるツンは雄の薩摩犬なのだ。実は像の作成が決定した頃には本物のツンは死亡しており、また薩摩犬自体も非情に珍しい犬だったため、すぐにモデルが用意できなかった。なんとか見つけ出してきた薩摩犬が雄であったため、犬の像も本来の愛犬とは違うものになってしまったのである。

主人も愛犬も、揃って「少し違う」事になってしまったが、愛犬と一緒ならば西郷さんも笑っているのではないだろうか。

(田中尚 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)




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画像©Wikipedia 高村光雲作(犬は後藤貞行作)西郷隆盛像

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