現代でも目撃される妖怪?「遺言幽霊・水乞幽霊」

江戸時代の書物「絵本百物語」にて紹介されている妖怪の中に、「遺言幽霊・水乞幽霊」というものがある。

妖怪と言っても題名の通り幽霊の一種であり、生前家族に遺言を伝えそこねたり、喉の渇きに苦しんで亡くなった人はこの世に対する未練があまりに強いため、なかなか成仏できず幽霊となって人の前に現れるという。

これは現代でも、心霊体験や怪談でよく聞くタイプの幽霊といえる。

戦争や火事などで亡くなったらしい人の霊が現れ喉の渇きを訴えたり水を求めてきたと言うものや、目撃者に対して直接ないしは霊能者の口を借りて、心残りにしていたことを伝えてきたりする話を聞いたことがある人も多いだろう。

ひょっとすると読者の中に同様の経験をした人もいるかもしれない。

このように妖怪の一種として紹介されるほど、日本では昔から同じ霊体験が報告され、語り継がれてきたということなのだろう。

(田中尚 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Wikipedia 竹原春泉斎画『絵本百物語』より「遺言幽霊 水乞幽霊」




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