楳図かずお「まことちゃん」紅白ボーダーハウス、女幽霊がキッカケで誕生!?





楳図かずおと言えば、「猫目小僧」「おろち」「イアラ」「漂流教室」など多数の代表作に恵まれたトップのホラー漫画作家である。また、「まことちゃん」などギャグマンガの巨匠としても広く知られている。

また、赤と白のボーダーシャッを常に着ている事でも有名である。さらに吉祥寺の自宅さえも赤と白のカラーリングになっている。

このド派手なファッションと奇抜なカラーリングの家が生まれ、ギャグ漫画を描き始めたきっかけは女の幽霊が出現したことに遡るという。

ある時、締め切りに追われて深夜まで仕事をしている楳図の背後に女の幽霊が出現した。

「もう私の事を漫画に描かないでください」

女の幽霊は前髪を長く垂らしながら、懇願するように頼んでくる。驚いた楳図が振り向くと、女の幽霊は垂らした前髪を手で掻き分けた。なんと、女の顔には、目玉が一つしかなかったのだ。




あまりの恐怖の為、それ以来楳図はギャグ漫画を描くようになり、ホラー・心霊から距離をとった。また、家の外壁を赤と白のカラーリングで明るくペイントし、幽霊の出る雰囲気を自宅から払拭したらしいのだ。

楳図はこの体験のてん末を漫画の中でも描いているが、彼の周りでは一説には創作話だとずっと言われていた。しかし、筆者と親しい作家の竹内義和が楳図本人に直々に確認している。

「あの話は創作ですか?それとも本当ですか?」

あくまで業界人同士の内輪の話である。しかし、楳図は何も応えずに黙り込んでしまった。その瞬間、竹内氏は確信したという。

『やっぱり、本当の話だったんだ・・・』

いやはや、なんとも恐ろしい話だ。(敬称略)

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『楳図かずお『漂流教室』異次元への旅 (別冊太陽 太陽の地図帖33)

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