今もなお彷徨う怨霊たち 神流湖「新井さんの家」での実話怪談!

“新井さんの家”、金比羅橋…心霊スポットが集中する神流湖より続く

最後に、当地の温泉旅館に宿泊した際、そこのご主人のYさんが語ってくれた“新井さんの家”にまつわる心霊体験談を紹介しよう。

今からもう15年以上も昔のこと。当時、大学生だったYさんは寮に入っていた。ある時、寮の友人や先輩たちの男ばかり8人で“新井さんの家”に探索に行ったのだという。



初夏の涼しい時期であった。人里離れた山奥にあるため、車で連れ立って向かった。やがて到着した“新井さんの家”。鬱蒼とした木々や雑草に囲まれた中に建っていた。荒れ果て、朽ちた臭いのする廃墟の中を、懐中電灯の明かりを頼りに進んで行く。

しばらくすると、地面に描かれた白い人型が照らし出された。まるで検死で描く時のチョーク跡のようだった。不気味なことに、辺りの壁には御札がたくさん貼られてあった。思わずぞっとした。突然、先輩の一人がふざけながら御札を引き剥がした上、破り捨ててしまった。

その瞬間、「うっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~」という女の物凄い絶叫が廃屋の中に鳴り響いた。

その場にいた全員がはっきりと聞いたので、聞き間違いではなかった。急に恐ろしくなったYさん達は、“新井さん家”を飛び出ると慌てて車に乗り、逃げるようにして走り去った。

“新井さん家”に行ってからちょうど1週間後のこと、御札を剥がした先輩が交通事故で亡くなった。車同士の衝突事故で即死であった。先輩の死と、御札を剥がした件との因果関係は分からない。しかし、あの時“新井さん家”には5台の車で行ったのだが、奇妙なことに、その5台の車は次々と事故に遭い、1年以内に全部が廃車になったという。




そして、なぜか寮の空気が異様に重く暗い雰囲気になり、幽霊が出ると騒がれるようになったどうやら御札を剥がして死んだ先輩が、寮の中をさ迷っているらしい。その姿が度々目撃されるようになった。

Yさんも真夜中の薄暗い廊下の向こうで淋しげに佇む先輩を見たという。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY

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