聖なる地下王国は実在した!?シャンバラと謎の仏像

 チベットの奥地・カイラス山麓の地下に存在すると言われている地下世界、シャンバラ。

 シバ神や聖人・パドマサンバヴァが居住しているとも言われ、住民たちは霊的に進化したアデプト(超人)であると言われている。チベット人の多くは実在を信じており、第二次世界大戦中にはヒトラーもその入口を求めて探検隊を送り、またチベット僧を招いていたという。




 ちなみに昨今イベント名称で有名になった言葉に『シャングリラ』という表現があるが、これは、イギリスの作家ジェームス・ヒルトンが、シャンバラをもとに1933年に発表した小説『失われた地平線』に由来する。勿論 小説上での架空の地名で、主人公が迷い込んだチベットの桃源郷という設定であった。

 この歴史上でも、小説上でも幻のシャンバラであるが、そのシャンバラが現実に登場したことがある。2002年5月の事である雲南省西北部の中甸という都市が、「シャングリラ」と改名したのだ。ちなみに漢字で書くと香格里拉となるのだが、町おこし的な改名には少々興醒めである。まあ日本の合併都市の名前も似たようなもんではあるが…。

 また、前述したとおり第2次世界大戦前に1938年ナチス親衛隊(SS)長官ハインリヒ・ヒムラーがヒトラーの指示を受け、アーリア人の起源と目されたチベットに探検隊を送っている。この時彼らはシャンバラへの入り口は発見できなかったものの、風変わりな像を持ち帰っている




 探検隊は、胸に卍が刻まれた約1000年前の仏像(毘沙門天の座像、高さ24センチ、重さ10.6キロ)を発見、アーリア人チベット起源説を裏付けるものとして持ち帰った。その仏像は「鉄の男」と呼ばれ、ドイツに保管されていたが、実は隕石(約1万5000年前にシベリア・モンゴルの境界線付近に落ちたチンガー隕石の一部)を加工研磨してつくられたものだったということが判明した。

 隕石は希少性が高い上に比較的加工がしやすいため、昔から特別な物品を作成する時に用いられてきた。有名なところでは、ツタンカーメンの墓から出土した隕石を加工して作ったナイフ等があげられる。おそらくこの「鉄の男」も、チベット僧らにとって重要な意味を持つ仏像だったのであろう。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY

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