近世の贋作?それとも本物?謎に満ちた解読できない本「レヒニッツ写本」

多くのページにびっしりと書き込まれた判読不明の文字、挿し絵や解説図らしいが何を意味するのか解らない図案…1912年にイタリアで発見されたヴォイニッチ手稿は今もなお謎に満ちた文書とされている。

この手稿が作成されたのは挿絵に書かれた内容等から15世紀頃のものではないかと見られている。発見者であるアメリカ人古書収集家ウィルフリード・ヴォイニッチ氏はじめ多くの専門家がこの手稿の解読に挑んだが、ことごとく失敗。

近年でも研究は行われ続けており、ようやく言語が判明した?という報告がなされたり、麻薬や料理のレシピではないかとする説が出ているが、本文の完全解読に至っていないため正体不明のままとなっている。




このヴォイニッチ手稿のような意味不明の文字が刻まれた古代文献は少なくない。中世ヨーロッパで広く研究されていた錬金術関連の本などは、普通の人には理解できない暗喩や暗号で書かれているものも存在していたからだ。それでも大半は解読に成功しているのだが、ヴォイニッチ手稿と同じく解読不能とされた書物が存在している。

ハンガリーで発見されたレヒニッツ写本だ。

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The Rohonc Codex

名前は発見された町の名前からとられているが、正式な名前はなく便宜的な呼称である。その紙からヴォイニッチ手稿と同時期の15世紀頃に書かれたものであることが判明しているが、その内容は全く不明。ページにびっしりと書かれた不可解な文字は何語で書いてあるのかすら不明であり、アルファベットと記号が混ざりあっている。

なお、ヴォイニッチ手稿よりは文や文字は稚拙な所が多い。挿絵も豊富で、異なる宗教の信徒らが城の中で向き合っているような絵から、何を示しているのか解らない紋様が組み合わされたようなものなどがある。




このレヒニッツ写本も多くの人物が解読を試みた。解読出来ないのは右から左と逆方向から読まなければならないためだ、いや横組みの文字を下から上へ読んでいくのだ等と様々な意見が出てきたが、結局文字に規則性などが認められなかったため贋作者による近年の捏造品であると結論付けられていた。

だが、近年のコンピュータ解析などにより、書かれていた文字にある程度の規則性が存在していたという意見が出てきた。
ヴォイニッチ手稿程ではないが、今も研究者らが解読に当たっているレヒニッツ写本。いずれ正体が判明する日も近いのかも知れない。

(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

参考記事 ウィキペディア「レヒニッツ写本」

画像 動画 ©Jess Pagan YouTube

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