巨大な鬼を縛り付けた手形の残る岩 三ツ石神社と羅刹鬼の伝説

日本の地名には、昔ながらの伝説に基づいて名付けられている所も少なくない。中には現在の都道府県や市町村名にもその地域の伝説が反映されているものもある。

例えば東北の岩手県の名前も、地元に伝わっている「羅刹鬼」という鬼の伝説に基づくものだ。



その昔、この地域では怪力の「羅刹」という鬼が度々現れて悪行三昧を働き、村人たちを困らせていた。困り果てた村人たちが三ツ石神社の神様に願をかけたところ、羅刹鬼は三ツ石神社のご神体である大岩に縛り付けられ、動けなくなった。そこを鎖で縛ったところ、羅刹鬼も堪忍して二度と悪さをしないことを誓った。そして、三ツ石の大岩に確約の証として両の手形を残したという。この伝説からこの地を「岩手」と呼ぶようになり、現在の県名まで繋がっていくのである。

さて、問題の鬼の手形が残されたご神体の岩は、今も三ツ石神社の境内に存在している。しめ縄が巻かれ、鬼を縛り付けたことを示す鎖もかけられており、鬼の手形も残っている…そうなのだが、長い年月を経て手形は摩耗し、雨の日など表面が濡れた際にうっすらと浮かび上がる程度になってしまっている。




しかし、現在では社の壁面に岩の手形を写したものが再現されている。触って重ね合わせてみるのも可能なのだが、人間よりは遥かに大きな手形は本物の鬼が実在したのではないかと思わせる迫力となっている。

三ツ石神社はパワースポットともされているので、参拝の際には鬼の手形を確認してみるのも良いのではないだろうか。

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三ツ石神社 – 地域情報動画サイト 街ログ

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©machilogmovie youtube

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