石垣が崩れた場所から古びた頭蓋骨が…島根・松江城「ギリギリ井戸」の伝説

番町皿屋敷のお菊さんしかり、リングの貞子しかり、幽霊や怪談が付き物な場所、井戸。

井戸にまつわる不思議な伝説は国内に幾つも残っており、島根県の松江城にも不思議な「ギリギリ井戸」の伝説が残っている。



松江城築城の際のこと。城は頑丈な石垣の上に建てられているが、表鬼門に当たる場所の石垣が何度組み上げようとしても崩れてしまう。城主である堀尾吉晴は崩れる原因を突き止めようと、崩落が大きい部分を徹底的に調べさせた。すると、崩れた場所の地下から一つの頭蓋骨が出てきたのである。頭蓋骨の脳天には錆びた槍が刺さったままになっていた。

この骸が無念を知らせようとして崩していたのか、と思い至った吉晴は神主を呼び、3日にわたる祈祷を行った。その甲斐あってか、石垣は崩れることなく松江城は築城に至ったのである。

さて、祈祷の後に頭蓋骨を掘り出した穴からは澄んだ水がこんこんと湧き出すようになった。この穴は井戸の形に整えられ、城内の貴重な水源の一つとなった。これが今も跡が残る「ギリギリ井戸」なのである。




なお、響きがおどろおどろしいが「ギリギリ」とはこの地方の方言で頭にあるつむじを指す。井戸が城の敷地の中心に当たる場所だったこと等からこの名前がついたとされている。

掘り出され、供養をあげてもらったお礼に清水を湧かせてくれたのだろうか。

関連動画
勝手気ままFW 松江城のギリギリ井戸

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る