都会の中に存在する心霊スポット「角田の森」とは

謎めいた噂や恐怖の都市伝説の舞台となる所は、なにも人里離れた場所ではなく都会のど真ん中にも存在している。

今、住みたい町として人気が上がっている東京都目黒区の武蔵小山や碑文谷一帯だが、その一区画に様々な噂がある心霊スポットが存在している。




その場所は通称「角田の森」と呼ばれており、都会の中にも関わらず昼なお暗い鬱蒼とした森が広がっている。

この森の中には廃屋が隠れるように建っており、中に足を踏み入れると異様な老夫婦に襲われるとか、無事に帰ってきたとしても奇妙な現象が周囲で起きるようになると噂されている。ちなみこの噂は匿名掲示板やSNSに体験談が書き込まれる事で広く知られるようになった。

この「角田の森」都市伝説の元になった事実も存在している。

もともと目黒一帯の地主として角田家という資産家一族が存在しており、一族の一人である女性角田セイという人物が1974年に時価17億円もの土地を残し亡くなっている。彼女の遺産は相続人がなく、広大な土地は宙に浮いてしまったため、当時は世間の注目を集めた。




彼女は「すずめのお宿」と呼ばれていた竹林の中で暮らしていたが、この竹林は遺言通り目黒区に引き渡され、公園に整備されている。

都会の真ん中に存在する謎の森「角田の森」都市伝説は、そんな土地にまつわる一部始終が一段落し人々の記憶が薄れてきたから生まれたものなのかもしれない。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY

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