子供たちに殴り殺されたUMA「パナマ・モンスター」の悲劇!

今回紹介する未確認生物は非常に有名なものであるため、見た事があるという人も多いのではないだろうか。

全身がピンク色で毛がなく、つるつるとした皮膚に覆われている。口からはだらんと舌が出ており、長く伸びた手足に膨らんだ腹部と、死体にしても奇妙な姿になっている。体は170センチほどと、この手の生物には珍しくかなり大きかった。




この生物は2009年9月にパナマのセロ・アズールにある湖のほとりで発見されたものである。

発見者である湖に遊びに来ていた複数人の10代の少年たちは、近くにある洞窟の中から奇妙な姿の大きな生物が這い出てきたのを見て、怖くなって棒や石で殴り殺してしまったのだという。後日、確かに生物の死体はその場に残っており、自分たちが見たものは幻ではなかったと確信するに至ったのだという。その後、現場に行ってみると、その場所に行ってみると、動物に食べられたのか一部が白骨化していたという。

果たして、この生物は何だったのか。目撃者の少年たちが「『指輪物語』に出てきたゴラム」に似ていると証言したため、「パナマのゴラム」として紹介されることも多いが、ゴラムは御存知の通り創作のキャラクターであるため、正体にはなり得ない。




現在でも正体は不明のまま、と紹介されている事が多いこのパナマの未確認生物だが、後日撮影された死体の写真から、ある程度推察されている。

注目したいのは両手足の発達した長い鉤爪だ。この形状の鉤爪を持つ生物を考えていくと、南米の密林に住むナマケモノが該当するという。姿がかけ離れているように思われるが、病気などで毛が抜け落ちてしまったため、怪物のような外見になったものとみられている。

(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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