【実話怪談】「花びら占い」

英子(仮名)は花占いが好きでした。庭にたくさんの花を植えては、毎週週末に花びらを千切っては恋の占いをしたのです。

「好き、嫌い」
「好き、嫌い」

英子は自分が想いを寄せている男性との恋模様を花びらを散らしては占っていたのです。

ある夜の事、英子は奇妙な感覚で目を覚ましました。

大勢の小さいモノ・・・暗くてよく見えないのですが、たぶん小人のようにも見える影が英子の手足をガッチリと掴んでいるのです。




怖くて逃げ出したいのですが、金縛りで体が全く動きません。小さな手が大勢で右足、左足、右手、左手を捉えて捻じ曲げるような状態です。

「痛い痛い、やめて」

英子の叫び声が小人だちにはどうやら聞こえていないようで、彼らが英子の手足を掴む力はどんどん強くなっていきます。そんな幻覚とも、夢とも言い表せそうな体験がしばらくの間続きました。そして、英子はそのまま気を失ったように朝まで眠ってしまいました。

翌朝、目が覚めた英子の布団の上には無数の花びらが散っていました。それ以来、英子はキッパリと花びら占いは止めたそうです。

(聞き手:山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)




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