各地に残る「泣き声を上げる木」の伝説

 以前、アトラスで北海道に存在していた「泣き木」の伝説について紹介した。

 他にも泣く木にまつわる伝説は各地にある。




 高野山・獅子窟寺にもかつて泣くシイの木があったという。獅子窟寺への山道の手前を六体地蔵方面に抜けると、「亀山上皇・皇后の供養塔・王の墓」と呼ばれる史跡がある。この「王の墓」の上に「泣くシイの木」があったのだ。邪魔だからといってその枝を切り落とそうとすると、「キイキイ」とまるで痛がるように泣いたという。またこの木に触れただけで腹痛を起こしたとも言われている。

 また東京都・青梅の沢井にも「泣く木」があり、一時期は多くの人が見物に訪れたという。また兵庫県篠山の郷土史家・奥田楽々斎の「多紀郷土史」には1900年頃噂になった「篠山の七不思議」が掲載されている。




 観音橋の傍らにあった古い榎の古木は「夜泣き榎」と噂された。およそ12尺(約3.6メートル)の大きさで夜になると泣き声をあげて、通行人を脅かしたとされている。残念ながらこの木も切られて今はない。

 これらの伝説は昔からの定番だったようで、他にも様々な伝説が残っているが、詳細は次回以降に譲りたい。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY

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