明治時代の猟奇事件「少年尻肉切取殺人事件」

明治35(1902)年3月27日夜、東京の麹町で11歳の少年が行方不明になった。

少年は近くに遣いに行った後で姿を消し、その数時間後に無惨な死体で発見された。




奇妙なことに、少年の死体は左右の尻の肉が直径約12センチほど円形に切り取られていた。この猟奇的な事件は当時大々的に取り上げられたが、長らく犯人は解らなかった。

3年後、知人の薬屋を殺害した容疑で逮捕された男が少年の殺害も自供し世間の注目を集めた。男性は少年と面識はなかったが、少年を襲って窒息させてからナイフで尻の肉をえぐって持ち去ったのである。

そして翌日、肉を煮詰めてスープを作り、家に持ち帰って薬として病気の義兄と自分の妻に飲ませたのである。彼は後に義兄も殺害。薬屋殺害は金を奪うためだったという。

だが、後に男は公判になると供述を一転させ、実際に犯行を行ったのは薬屋殺しだけで残り2件は取り調べ中に自白を強制されたものだと訴えたのである。




結局少年と義兄については証拠不十分で無罪になったが、薬屋殺害の罪で死刑となった。

この猟奇的な殺害事件の真相は今も不明のままとなっている。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY

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