業界のウワサ

『変態仮面』『ミタゾノ』清水富美加「ストレス」も納得!?突飛だった近年の出演作

 女優・清水富美加の出家騒動から早くも約1週間が経過した。
 2月17日には暴露本が緊急発売、また昨年発売したフォトエッセイに語られた「ぺふぺふ病」という謎の病気が話題になるなど、現在もワイドショーを賑わしている。

 清水富美加が芸能界引退を決意した背景には、給与体制や嫌がっていた水着仕事を強要された、映画『東京喰種』での人肉を食べる人種役などに悩みがあったということである。
 上記の仕事はあくまで女優・清水富美加の活動の一部分だが、確かに2012年の『仮面ライダーフォーゼ』でのブレイク後、女優としては「一貫性のない役柄」が続いていたことは否めない。




 清水富美加の名前を映画ファンに知らしめたのは『フォーゼ』および、翌年上映された『HK 変態仮面』でのヒロイン役である。

 『変態仮面』は男子大学生が清水富美加演じるヒロインのパンティーを頭にかぶることで変身するヒーローで、清水は「私のパンティー返して!」と大声で叫ぶ演技が話題になった。『変態仮面』は好評で2016年にも続編も作られたのだが「水着仕事は断りたい」「性的対象にはなりたくない」と言っていた清水富美加が果たしてこの役を楽しく演じていたのかさえも疑問である。

 また、フォーゼ以来の出世作となった2015年のNHK連続『まれ』以降、清水富美加は多くのドラマ出演をこなしていくのだが、出演するドラマは漫画が原作の『となりの関くん』や女装した松岡昌宏がヒロインを務めるドラマ『家政婦のミタゾノ』など清純派女優として期待された割には、『東京喰種』での役柄も含め「キワモノ」揃いといっても過言ではない。

 今回の騒動もいつまで経っても正当な評価をされない現状に嫌気がさした結果だと見る向きも多いという。
 もっとも前述の『変態仮面』、『となりの関くん』や『家政婦のミタゾノ』の3作は評価が非常に高く、同時に清水富美加の確かな演技力が作品のクオリティに繋がったことは間違いない。




 「今がどんな状況であろうとも『変態仮面』での熱演は忘れないでいて欲しい」と語る清水富美加ファンはとても多く、今回の出家騒動はしばらく長引きそうである。

(パンダ・レッサーパン・ダグラフ ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)

※画像は『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』DVDパッケージ写真より