東京駅に猿が生息!茨城にカンガルー、千葉のキョン、和歌山にはライオン?

 意外な場所に意外な生物がいる。それは俗にエイリアン・アニマル(テレポートアニマル)と呼ばれる。つまり、本来その土地に棲息していない生物が目撃されたり、噂されたりする事がある。

 例えば、イギリスは巨大な山猫の目撃が以前より騒がれている。エイリアンビックキャットと呼ばれており、多くの家畜やペットが犠牲になっている。容姿はピューマに似ているらしいが、本来ピューマはイギリスには棲息していないはずである。ペットの動物が野生化したとも言われているが、どうも複数棲息しているようである。




 「東京駅の地下街の屋根に猿がいる」という目撃談もある。1975年2月~3月にかけて起こった事件で、東京駅が恐怖に凍り付いた。事の発端は、2月10日八重洲口地下商店街の天井板2枚が抜けた。その時、通りがかった立正大学の学生が、奇妙な悲鳴と同時に猿のような奇妙な生物がぶら下がったのを目撃した。
 当時あったコーヒーショップの店長は、二ヶ月前ぐらいから奇妙な動物の声がしたと証言しており、東京駅も調査に乗り出した。その結果、天井板の落下は配管工が屋根裏に入り、落下したもので、動物にみえたものはゴミだったという事であった。果たして、本当にゴミであったのであろうか。

 他にも「和歌山にライオン」が出現した事もある。
 1971年から72年にかけて和歌山、京都、舞鶴周辺にライオンらしき動物が目撃された。特に71年1月の目撃は、和歌山県山西署・新和歌浦駐在所の警察官によってなされている。浪早崎の海岸付近をパトロール中に雑木林の岩の上に、雌ライオンか、ピューマのような大きな動物を発見したのだ。更に3日後、今度も福知山においてハンターがライオンらしき動物を目撃している。この「和歌山のライオン」事件は、妖怪絵師のSEL女史により、再調査を今後依頼していくが、時間が経っており、真相究明には時間がかかりそうである。
 そして、翌72年5月京都府亀岡市に住む中学生が、和歌山県の丹波山中でオリエンテーリングの途中、300mぐらい先にライオンらしき動物を発見した。見たところ雌ライオンのようであったという。その後、ライオンは目撃されていないが、これだけ具体的目撃例のあるエイリアン・アニマルはないだろう。

 他にもフジテレビの「答えてちょーだい」で放送された目撃情報によると「茨城に野生化したカンガルー」が棲息しているという。また隣県の千葉でも、山上たつひこの漫画「がきでか」で有名な「八丈島のキョン」が何故か繁殖しているという。廃園になったテーマパークで飼われていたらしいのだが、関係者の証言によると廃園時は、いなかったとされており、謎は深まるばかりだ。
 また一時期、「石神井公園にワニ」がいると大騒ぎとなった事も記憶に新しい。

 2003年12月23日には、ハワイマウイ島において、「エイリアン・ビックキャット」を連想させる巨大な猫が目撃されている。
 現地の高級住宅地に住む女性が、深夜2時30分頃、巨大なネコに酷似した生物が庭を徘徊しているのを目撃、警察に通報がしたが、生物は逃走したという。ちなみに近隣に住む人々も甲高い動物の鳴き声を聞いており、なんらかの巨大生物がひそんでいるのではないかと噂されている。




 筆者の友人であるUMA研究家のギルティ氏によると、彼は中部地方の某所で高速で移動する「足のはえたつちのこ」を目撃した事があるらしい。これは、つちのこに酷似している事で有名な、海外の生物「まつかさとかげ」の目撃例である可能性が高いが、例え目撃した個体が「まつかさとかげ」であったとしても、非常に貴重な体験である。

このように都会化された場所でも、充分に未知の生物は潜んでおり、我々に度々姿を目撃されている。自然を破壊し都市を造った人類の罪悪感が奇怪な生物の遭遇話をつくりあげているのかもしれないが、UMAは、思ったより身近な存在なのかもしれない。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

画像 ©写真素材足成

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